
たったA5サイズの気づきで、10回分の処方薬もすっきり整う。
気づけば、何年も「薬の収納」をあれこれ試してきました。
救急箱、引き出し、メイクボックス……どれも最初は良かったのに、続かない。
でも、ある日たったひとつの気づきで、全部が変わったんです。
🩹 私の薬収納ヒストリー
Before①:100均の救急箱(とりあえず入れる期)
| 良かった点 | 続かなかった理由 |
|---|---|
| 安くて手軽、どこでも買える | 仕切りがなく中で薬が混ざる |
| 軽くて持ち運びやすい | 処方薬袋が入らない(小さすぎる) |
| 見た目がシンプルで可愛い | 「とりあえず突っ込む箱」になって整理崩壊 |
→ スタートとしては十分。でも“整う”とは違った。
Before②:ニトリの9個引き出し収納(分類地獄期)
| 良かった点 | 続かなかった理由 |
|---|---|
| カテゴリー分けができる | 分けすぎてどこに何を入れたか覚えられない |
| 見た目がきれいで清潔感がある | 薬袋は横倒しになって埋もれる |
| 収納力が高い | 湿布など大きい袋が入らない |
→ “分けすぎても片づかない” paradox(パラドックス)。
Before③:100均の書類ケース(透明スリム収納期)
| 良かった点 | 続かなかった理由 |
|---|---|
| 中が見えて清潔感がある | 処方薬の袋が立たず、結局重ねる収納に |
| スリムで場所を取らない | 下のものをどけないと取り出せない |
| 整って見える | 出し入れのたびに崩れてストレス |
→ “見える=使いやすい”ではなかった。
Before④:無印EVAケース収納(ラベリング期)
| 良かった点 | 続かなかった理由 |
|---|---|
| ラベルでカテゴリ分けできてスッキリ | 処方薬の袋ごと入らない(中身を出す必要) |
| 中が見えて確認しやすい | ファスナーの開閉が手間 |
| 見た目が整って気分が上がる | 家族ごとの管理には不向き |
→ “きちんと暮らす人向け”。日常では少し手間が多かった。
Before⑤:無印メイクボックス収納(惜しいけど惜敗)
| 良かった点 | 続かなかった理由 |
|---|---|
| 深さがあって収納力がある | 処方薬袋を立てると高さが足りない |
| 持ち手付きで便利 | 上から見ても見渡せず崩れる |
| 見た目がシンプルで美しい | 出し入れのたびに袋が折れてストレス |
→ “あと5cmの高さ”があれば完璧だった。
Before⑥:無印ポリプロピレン救急箱(高級救急箱リターンズ)
| 良かった点 | 続かなかった理由 |
|---|---|
| しっかりした作りで高級感がある | 深さが中途半端で袋が立たない |
| 見た目が美しく、長く使えそう | フタが重く両手が必要で手間 |
| 持ち手付きで移動しやすい | 処方薬袋が入らずテーブルに出しっぱなし |
→ 一周回って“やっぱり救急箱ではない”と気づく。
Before⑦:引き出し収納(横向き時代)
| 良かった点 | 続かなかった理由 |
|---|---|
| 袋を立てて入れていたので上の袋をどける手間がない | 横向きなので正面から見えず、顔を横にして探す |
| 引き出しでホコリが入らず清潔 | 奥行きが深く、奥の袋が倒れて重なる |
| 見た目は整っている | 左手で引き出して右手で袋を立て直す必要がある |
→ 一見“立てて収納できている”ようで、奥の袋は倒れて重なっていた。
倒れた袋を直すたびにストレスがたまり、「なんで続かないんだろう」と思っていた時期。
🌟 After:無印A4ファイルボックス収納(革命)
そして、ある日ふと気づいたんです。
処方薬の袋って、実はほとんど2種類しかない。
- 小さいサイズ:約 縦20.5cm × 横14.5cm(A5サイズ)
- 大きいサイズ:約 縦20.5cm × 横18cm
どの薬局でも、この2種類が主流。
しかも湿布やお薬説明書もA5サイズが基本。
A4の説明書も、もらうときにはだいたい半分に折られてA5サイズになっている。
だから──内服薬の袋、湿布、お薬説明書がすべて同じ高さで立てて入れられる収納があれば、
もう仕分けも、重ねる収納もいらない。
そこで使ってみたのが、
無印良品「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ(A4)」。
この高さ(約24cm)が、処方薬袋にも説明書にもドンピシャでした。
| 良かった点 | 変化した暮らし |
|---|---|
| 薬袋をそのまま立てて入れられる | 探す・どける・持ち上げる動作がゼロに |
| 袋の情報(病院名・日付)が上に見える | 誰の薬か一目でわかる |
| 湿布やお薬説明書も一緒に保管できる | “あとから探す”手間がなくなった |
| 見た目がシンプルで清潔 | 出し入れが1秒で完了する |
実際に入れてみたら、処方薬の袋が10個(10回分の病院分)入っても余裕。
湿布や説明書を一緒に入れても倒れず、すっきり見渡せる。
「立てるだけでこんなに違うのか」と思うほど、動作が減った。
さらに、1人1つファイルボックスを用意すれば家族の薬が混ざらない。
以前のように奥の深い引き出しを3人分確認する必要もなく、
自分のボックスを引き出すだけで、すぐに薬が取れるようになった。
→ “探す収納”から、“自分で管理できる収納”へ。
家族それぞれのボックスを持つだけで、暮らしがぐっと軽くなった。
💭 おわりに
実際にやってみて思ったのは、
「無印のファイルボックス、家中に何十個もあるのに、どうして今まで気づかなかったんだろう」という驚きでした。
ずっと“縦に使うもの”だと思い込んでいて、
横向きにして使う発想がまったくなかったんです。
たった向きを変えただけで、
長年の「片づかない理由」が一瞬で解決するなんて。
収納って、“モノを減らすこと”じゃなくて、
“見方を変えること”なんだと心から感じました。
写真でお伝えしたいのですが、個人情報だらけのため、いま準備中です🥹

