【2025】なにわ淀川花火大会レポ|豪雨の中の感動体験🎇

なにわ淀川花火大会2025 雨が降る前の一瞬をそのままに
加工なしで撮影。雨が降る前の夜空に広がる花火の光。

そして、まさかの豪雨

花火の中盤、20時すぎ。空が一気に暗くなり、ポツポツと降り出したと思ったら――
突然、バケツをひっくり返したような雨!
まるで滝行のような豪雨で、全身ずぶ濡れ。
アメダスでは、淀川河川敷周辺で1時間に30〜50mmの雨が観測されていました。

雨が予報されるのでカッパの準備は必須だったものの、(傘は禁止)みんな一応着とこうか程度だったはず…
次第に「もう無理!」という声があちこちから上がり、傘をさす人が増加。
カッパでは防ぎきれず、髪も服もバッグもびしょ濡れ。
ついには前の人も横の人も帰っていくほどの豪雨になりました。

この日の為にレンタルしていたオズモポケット3は防水が弱く、慌てて片付ける羽目に…高かったのにー!
45リットルのゴミ袋を持っていたのに、焦ってすっかり忘れてしまい、
iPhoneで撮り続けたものの、水没懸念で途中で断念。もう撮影どころじゃなくなり…
足元のレジャーシートの上に置いた荷物も、水たまりに沈み、
カバンを持ち上げたらドバッと水が流れるほどでした。

テーブルの上も同じで、お弁当は水没。
あとで食べようと思っていたお弁当箱には雨がたっぷり溜まり、
缶のお茶はまさかの“雨割り”(笑)。
みんなの歓声も聞こえないほどの雨音で、ただただ自然の力に圧倒されていました。

雨で煙が流れず、花火がどんどん見えなくなっていきました。
これほど近い距離なのに、目の前の光が煙に隠れて消えていく。
水面のライトは光っているのに、そこから花火が出てこない。
曲だけが流れて、花火のない時間が続きました。

やがて、曲も止まりました。
クライマックスの「威風堂々」も流れず、会場が“シーン”と静まり返りました。
向こう岸の花火師さんへ「がんばってー!」とスマホのライトを掲げる人たち。
その光が、暗い河川敷をやさしく照らしていました。

5〜10分ほどの静寂のあと、突然「愛を込めて花束を」の途中から音楽が流れ出し、
そのまま威風堂々へと繋がりました。
でも、クライマックスと呼べるような花火ではなく、最後はひとつだけポンッと上がって、
「え?終わった?」という声があちこちから。
淀川花火のクライマックスと言えば、威風堂々の圧倒的な迫力だけど、今回は見れず…
でも、あんな豪雨のあとも中止にせずに最後まであげようとしてくれた花火師さんに感謝と全力の尊敬しかありません。
ただ、すぐに「みなさーん!おつかれさまでした!」のアナウンスが流れ、えー!て感じでした笑

豪雨のあと、静かな後片付けと帰り道

みんなびしょ濡れのまま、それぞれ荷物をまとめていました。

お弁当は水没、缶のお茶も濡れてしまい、カバンも服もレジャーシートも重たくなって、
そのまま持ち帰るのは大変でした。
パンフレットやUNIQLOのうちわもびしょびしょで、
スタッフさんが「そのままで大丈夫です〜!」と声をかけてくれていました。
きっと翌日の片付けは大変だったと思います。

エキサイティングシートは規制退場で優先のはずでしたが、
アナウンスを聞き逃したのか、後ろのエリアの人たちと混ざって動いてしまい、
もしかしたらもっと早く出られたかもしれません。
それでも想像よりスムーズで、十三駅までは25分ほど。
豪雨のわりに、不思議と落ち着いた帰り道でした。

びしょ濡れで荷物も重たくて、服も冷たかったけれど、
なんだか心の中はあたたかくて。
「来年もまた見に行きたいな」と思える夜でした。
13,000円したけど、1/3くらいしか見れなかったけど、3時間半待ったけど、それでも毎年みんなのために花火をあげてくれる花火師さんがいてくれるから、日本人でよかったって毎年思える。
いつも涙目で終える花火大会も今年は笑うしかなかったけど😂

まとめ

今回のなにわ淀川花火大会は、まさかの豪雨で想定外の展開になりました。
でも、それでも行ってよかったと思える時間でした。
秋の夜に打ち上がる花火、雨の音、静かな会場――
きっと一生忘れない光景です。

来年は晴れますように。
そしてまた、あの夜景と花火を見られますように。

▶️ 前編はこちら:【2025】なにわ淀川花火大会レポ(前半)|雨の中の感動体験と準備編

いけなかった万博

行けなかった万博

今年開催された大阪万博。
期間もあるし、大阪に住んでいるので、いつでも行けると思っていました。
開幕してすぐはいっぱいだし、あまりの夏の暑さに、「涼しくなってから行こう」と思っていたのです。

そろそろ涼しくなるなと思った9月。
よし行こうと思ったら、もう全然チケットが取れませんでした。
万博の公式サイトを開くと、何万人も待っていて、
「1時間以上お待ちください」という画面がずっと出たままでした。
それでもそのまま待ち続けて、ほとんど仕事にならない日が続きました。

母が行きたがっていて、今年の誕生日プレゼントは年パスのための金額にしたんです。
でも体調を崩してしまい、年パスは買えないでいました💦
「終わるまでに一度は連れて行ってあげたい」と思いました。
いつでも行けると思っていたからこそ、焦りが募っていきました。

ネットで調べて、「7時からキャンセル枠が開く」と書かれていたので、
何日も朝5時に起きてチケットを取ろうとしました。
画面には「満席」とは出ていなかったのに、
タップしてもエラーばかりで、先に進めません。
更新を繰り返しても、表示されるのは同じ画面ばかりでした。
結局、万博IDだけを登録したままで終わってしまいました。

すがる思いで、旅行会社のキャンセル待ちにも申し込みました。
何人待っているのかもわからず
何も連絡は来ませんでした。
結局、旅行会社のサイトに会員登録をしただけでした。

のんびりしていた自分が悪いと思いました。
どうにかお金で解決しようと思って、チケットの二次流通サイトを毎日チェックしました。
でも、そこに並んでいたのは、まるで足元を見ているかのような値段…
定価の3倍が当たり前で、5倍なんてものもありました。
正直、お金を出せばいいと思ってました。でも、出したくなかった。
連れて行ってあげたい気持ちは強くあったけれど、
その利益を、渡したくはありませんでした。

朝のニュースでは、
前の日の夜8時から並んで、入れなかった人たちがたくさんいました。
なんでこんなことに?
入れなくて落胆しているおじいちゃんやおばあちゃんの姿を見て悲しくなりました。
もう、日本で万博が開催される時期が、自分たちの生きている間に来るかどうかもわかりません。
(それは若い私たちも同じだけど)

インターネットに強くない人たちにも、もっと優しい仕組みであってほしかった。
おじいちゃんやおばあちゃんが、気軽に楽しめるような形であってほしかったです。
母も体調を崩す前に「どうやって日にちを選ぶの?」「登録ってどうやるの?」と何度も聞いてきました。

転売防止のために、インターネットでの予約や入場管理を取り入れたのかもしれません。
でも、だからこそ今度は、「コードを取引サイトで送ります」という形で、
インターネットに強い人たちだけが高額転売の利益を得るようになってしまいました。
本当に、なんのための仕組みだったんだろう。
すごく、悔しかったです。

もちろん、ずっと前から9月のチケットを取っていた人たちは、本当に偉いと思います。
でも、まさかこんなに行けないなんて思っていた人が、どれだけいたのでしょう。
今回のことを受けて、計画性と行動の大切さに気付き、次の万博は事前に予約して連れていこう!と思いました…でも、前回の愛知万博が開かれたのは、もう20年前のこと。
日本ではもう連れて行けないかもしれません。

時間は戻せません。
自分への情けない気持ちと、
万博ID、そして旅行会社の会員登録のIDだけが残った万博でした。

これは、万博への不満ではなく、
「いつでも行ける」と思っていた自分への反省として書きました。